最近、巷をにぎわしている話題があります。
北朝鮮民主主義人民共和国。
この国です。
いわゆる拉致被害者の方々が帰国されてから話題はこれ一色。
この国が民主主義なのか?という疑問はさておき、
日本にとって歴史的事項であることは間違いないでしょう。
しかし、この一連の反省点として、
我々はアジアの国について無知であることは明らかになりました。
特に
東南アジア
の国は、ほぼ皆無ではないでしょーか?
ミャンマーの場所わかりますか?
タイの首都言えますか?
カンボジアってどこですか?
バリ島って何国領か御存知ですか?
日本人はアジアの一員といいながら、
アジアについて興味を持っていない。
って、どうやら言えてしまいます。
そんな矢先
僕にも国際化の波がおしよせてきました。
そんな僕の体験した国際化の波を一部、ライブ中継でお伝えします。
主要登場人物
お客さん1(外人さん) 以下、客1
お客さん2(外人さん) 以下、客2
お客さん3(外人さん) 以下、客3
エトセトラ(外人さん計、4人)
僕
僕「いらっしゃいませ。」
客1「うふふふ。」
僕「御注文はいかがしますか?」
僕:メニューを渡す。
客2「これ(並盛)、7つください。」
僕「はい。ありがとうございます。」
客3「あと、スプーンもね。」
僕「はい。」
僕:何やら客1の目線が気になる。
客1「すいません。」
僕「はい?」
客1「水もらえますか?」
僕「はい、ただいま。」
僕:水を人数分渡す。
ここでひとつ目の国際化の波です。
お客様は見るからに東南アジアの方々です。
うちの店はそういったお客さんも珍しくはないのですが、
この日はいつもと違いました。
なぜなら、そのお客さんは
七人ともニューハーフの方だったのです。
ニューハーフの方々が珍しいわけでもなかったのですが、
なにせ本場は初体験です。
しかし、そんな事で動揺するほど僕のキャパシティーはせまくありません。
ニューハーフの方だといっても同じ人間なはずです。
色眼鏡をつけて見る事はできません。
そんなこんなでお客さんの一人が動いたのでした。
客1「おみずおかわり。」
とうぜん、僕はお水をもっていきます。
しかし、そこで国際化の第2波がおとずれました。
お客さん同士で、なぜか僕のネームプレートを見ながら
「ヒグ・・チ? ヒグチサン?」
と、名前を呼んだあとにみなさんで、
「○△□×♂£(母国語と思われる言葉)。うふふふふ。」
と、笑いあうのです。
日本人の感覚でいくと、あまり気分のいいもんではないでしょう。
自分の名前を呼ばれたあとに笑われては感じがよいものではありません。
しかし、私の接客相手は日本人ではないのです。
そういった習慣が相手国にあるやもしれません。
接客のプロである僕はそんな事を加味しながらお水のおかわりをつぐのです。
そして微笑。
この日はこれでお客さんは帰っていかれました。
僕の国際化の波はこれで終りではありません。
後日。
オカマさん再来店。
この日がXデーでした。
結論からいいます。
いえ、このお客さまからいただいた衝撃的発言を聞いて下さい。
体験してください。
僕の立場になって体感してください。
心の準備はいいですか?
客1
「ヒグチサン、ワタシのタイプ・
フィリピンの彼にニテルヨ。ツレテカエリタイ。」
御好意をいただいておいて申し訳ないのですが、
これから先、僕の人生において
いくら国際化とはいえ、
フィリピンに渡航することはあっても
ゲイの世界に渡航することはありません。
だもんで、お会計後流し目をされても
流されません。
断じて。
決して。
後記
これを読んでいただいて誤解をまねくと大変なので、弁解しておきますが、
僕はけっしてゲイの方を否定しているわけではありません。
ゲイの方がたが、偶然にも同性が恋愛対象であったように、
僕もたまたま異性が恋愛対象なだけです。
しかし、まあ、東南アジアといえばゲイ大国という噂はよく聞くじゃないですか。
勝手な想像ですが日本人のゲイの方よりも、ずっとグレードが上だと思うんですよ。
そんなオカマさんたちに「かれ、あんたのタイプじゃないの?」(想像)
みたいなんを母国語でしゃべられた後、くすくす笑われる。
そして再来店して突如呼ばれてタイプだと言われて見つめられる。
衝撃ですよ。
<完>